船舶塗装のメリットってどんなもの？

こんにちは！有限会社大中塗装工業所です。
弊社では、山口県下関市に拠点を置き、サンドブラストや橋梁塗装など各種塗装工事を承っております。
このコラムコーナーでは弊社が手掛けております塗装工事に関するさまざまな情報を発信していきます。
さて、今回取り上げるテーマは「船舶塗装」について！

船舶塗装の目的って何？

船舶塗装という文字で、船の塗装であることをイメージされる方も多いと存じますが、おおむねその通りです。
では、その目的まで知っているという方はどれくらいいらっしゃるでしょうか？
まず一つに、船艇の保護が挙げられます。
フジツボやカキなどの貝類・海藻類などが船底に付着しまうのを防ぐ役割があります。
これらが付着してしまうと、スピードや燃費などに悪影響を及ぼすことも…。
もう一つの目的として、錆やカビの腐食を防ぐという目的があります。
海水による鋼材の腐食スピードは大気中のそれとは比にならないくらいに速いので、船体を守るうえでは決して欠かせません。
船舶塗装は、ただ船を彩るだけではありません。
船の安全性にかかわる重要なお仕事なのです。

船底によく施されている赤い塗装に理由はあるの？

はい、もちろんあります。
船体には様々な色がございますが、船底だけは共通して赤色であることに気付いた方も多いのではないでしょうか。
もちろんデザインのためではありません。
こちらにもれっきとした理由があります。
一般的な船底には、錆止め塗料を下地として塗り、仕上げとして色彩塗料を塗ることで二重のガードを行っております。
それでも船を守るのに十分だとは言えないのがミソ。
さらにその上から赤褐色の「亜酸化銅」を塗ることによって、ようやく大海原の航海に乗り出せるようになるのです。
この亜酸化銅ですが、水棲生物が嫌う化学物質であるため、大きな魚との衝突によって船が沈没するという危険性を大きく引き下げる効果があります。

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