ざっくりマナブ！塗装の歴史

こんにちは！有限会社大中塗装工業所です。
山口県下関市を拠点に、サンドブラストや橋梁塗装といった各種塗装工事を承っております。
このコラムコーナーでは弊社が手掛けている塗装工事などに関するさまざまな情報を発信していきます。
さて、今回取り上げるお題は「塗装の歴史について」です！

日本最古の塗料は…？

日本における最古の塗料は、樹液を塗料として用いた「漆」といわれております。
漆器工芸などで今でも現役として活躍している漆ですが、約1万年前に作られた漆塗りが施された副葬品が発見されたことから、日本最古の塗料として認められるようになりました。
縄文時代から平安時代にかけて、建築塗装のみならず食器類や工芸品の塗装にも用いられておりました。

塗料の変遷

江戸時代を迎えると、機能性を意識した塗料が求められるようになりました。
防腐作用を付与させる「柿渋」「にわか」「松煙墨」「ベンガラ」など、材料や場所によって塗料が使い分けられるようになったのもこのころです。
そしてペリー来航と共に、油性の調合ペイントが国内で普及してゆきます。
現在広く普及している合成樹脂塗料の先駆けとなる「フェノール樹脂」や「フタル酸」が開発された昭和も、塗装にとって重要な時代です。
1948年に日本塗料工業会が設立され、「メラニン樹脂」「ビニル樹脂」「ポリエステル樹脂」などが開発されたことによって、本格的な合成樹脂塗料の時代を迎えます。
いかがでしたか？
塗装といえばただペンキを思い浮かべる方も多いと思われますが、塗装ひとつをとっても、歴史を紐解くと、驚くほど奥深い世界が眠っていたことがわかります。
歴史ある塗装の世界に、あなたも飛び込んでみませんか？

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